私はフィリピンにあるセブ島に2度行ったことがあります。
1度目は1ヶ月の短期留学、2度目は半年の海外インターンです。
1度目は友達とも一緒でしたし、少し長めの旅行のような気分で行きました。
2度目は半年と長めで、生活を経験することができました。
その2度の経験から、セブ島について感じたことを書こうと思います。
セブ島に行って感じたこと

めちゃくちゃ陽気でフレンドリー
これはイメージ通りかもしれませんが、本当に陽気でフレンドリーな人が多いです。
中には少し引っ込み思案な人もいますが、圧倒的に明るい人が多いです。
性格も前向きな人が多く、なんとかなる精神を持っていました。
あとは、刹那主義の人が多かった印象があります。
明日や未来のことよりも今の幸せを大事にしているということです。
これはどちらがいいとは言えませんが、未来のことで気を病むくらいなら今幸せになれる方法を考える方がいいのかもしれません。
周りの目を気にしている人が少ない
インスタを交換すると驚くのが自撮りの多さ。
正直よくこれをあげられるな、、、と思う写真もあるのですが、フィリピン人はあまり周りの目を気にしていないようです。
結構セクシーな写真や顔のドアップなども、平気であげています。
周りの目を気にしてしまう私からすると、生徒に見られるインスタにそのような写真をあげることはためらってしまう気がしますが、、、。フィリピン人すごいです。
驚くほど色々適当
私が働いていた会社は日本人経営だったのでしっかりしていましたが、フィリピン人が経営しているようなお店は結構いい加減です。
働いている時に歌を歌ったり、電話をしたり、集まって会話をしたり、レジで物を軽くなげたり。
日本では考えられない適当さで驚いてしまいます。
ただ、少しぐらい適当ぐらいがいいのかもしれません。
日本人は真面目すぎますよね。
自分の意見を言える人が多い
これは本当に尊敬するのですが、しっかり自分の意見を持っていてそれを伝えられる人が多いなと思いました。
そもそも日本では自分の意見を求められる機会が少なく、意見を言語化する練習があまりできなかったと思います。
しかし、セブ島では積極的に生徒に意見を聞くので、自然と意見を伝えられるようになるようです。
みんなの前で発表する機会も多いらしく、前は苦手だったけど何回もするうちに慣れたと言っている人もいました。
日本への憧れが大きい
どこから来たの?と言われて「日本」と答えると「いいな〜いつか行きたいな〜」と必ず言われました。
その理由を聞くと、「給料がいいから」と。
それもそのはず。新卒でも軽く5倍はあります。
物価は安いとはいえ2分の1程度。給料の高さで日本に行きたいと思うのも頷けます。
しかし実際は、ビザの関係で日本に行くこと自体大変なようです。
観光ではいけても、働くのはかなりハードルが高いようで、みんな遠い目をしていました、、、。
治安はやっぱり日本よりは悪い
みんな明るくフレンドリーで、とてもいい人たちという印象ですが、やはり悪い人もいて治安はいいとはいえません。
場所によるとは思いますが、私はセブの中でも安全と言われている場所でスマホを盗まれました。
iPhoneは特に高く売れるらしく、盗まれてすぐに売られてしまいました。
皆さんもセブ島に行く際は気をつけてください。
リュックの外側のポケットに入れていて盗まれたようです。
料理は普通に美味しい
フィリピン料理は、普通に美味しかったです。
フィリピン料理のイメージがあまりないかもしれませんが、豚肉が多いです。
レチョンというのが有名で、屋台などでも食べられるのですが、美味しいです。
さらに酸っぱい味付けのものも多かったです。
特にシニガンスープというのが有名で、私はとても好きでした。
フィリピン料理が口に合わなかったらどうしようと思ったのですが、問題なく過ごせました。
ただ、濃いものが多いので、薄味やだしの味が好きな人だと合わないかもしれません。
また、野菜は摂りにくかったです。韓国料理店や日本料理店にいけばサラダも食べられるのですが、フィリピン料理店にはなかったです。
フィリピン人は野菜を摂る習慣があまり無いようでした。
お客さんと店員は同等
日本ではお客さんは神様、お客さんを立てるといった考えが普通ですが、セブ島ではそんなことありません。
お客さんと店員は同等、もしくは店員の方が上かもしれません。
飛行機が何時間も遅延して理由を聞いた時も、一切謝ることなく「天気が悪いから」と答えるだけ。
お店でこの商品ありますか?と聞いても、「あ〜それ今売り切れてるよ〜」と言われるだけ。
無理なものは無理。売り切れているものは売り切れ。
本来店員のせいでもなんでもないのだから、この態度が正解なのかもしれません。
しかし、なぜか謝られるのが当然のように思っていた私は衝撃を受けました。
学ぶべきこと・誇るべきこと

学ぶべきこと
- 周りの目を気にせず自分を表現すること
- 自分の思っていることを言語化すること
- 楽しく仕事をすること
- なんとかなる精神を持つこと
- 明るく振舞うこと
周りの目を気にしすぎず、自分を表現するというのは大事だと思います。
最近ではSNSも浸透して、自分を表現する場がたくさんあります。
以前よりもかなり表現しやすい環境が整っていると思います。
あとは勇気を持つこと。
どんどん自分を表現して、自分だけができることをして行きましょう。
また、日本人は何事においても真面目な人が多いです。
しかしその分、我慢する機会も多いのではないでしょうか。その結果病んでしまう人もいるくらいですよね。
お客さんに気を使いすぎず、もう少し気楽に楽しく仕事ができたらいいなと思います。
誇るべきこと
- 時間に正確なこと
- 仕事に対して真摯な姿勢であること
- 人の気持ちを察せること
- 治安がいいこと
- 世界最強のパスポートを持っていること
日本人は真面目な人が多く、時間に正確です。
電車が1分も遅れず決まった時間に来るのは、日本ぐらいではないでしょうか。
また、周りの目を気にするというのは、逆に言うと周りをよく見ているということでもあります。
周りの人が今何を考えているのか、人の気持ちを汲んであげられるというのは日本人のいいところだと思います。
さらに、セブ島で日本がすごい国だと言うのを感じたのは、パスポートの強さです。
フィリピンではビザなしでいける国は67カ国、それに対して日本は191カ国でこれは世界でも一番多いです。
あまり考えたことがなかったですが、最強のパスポートを持っていたのですね。
ぜひ活用して行きたいです。
最後に

セブ島に行ったことで、日本のいいところが再発見できました。
本当に日本に生まれてよかったです。
ただ、自分を表現できない人が多いことや、真面目すぎて気を病む人が多いことは改善しなければいけないポイントだと思います。
幼少期の教育環境なども関係しているとは思いますが、自分の心がけ次第で変わっていける部分もあるでしょう。
私自身、自分を表現したり自分の思っていることを言葉にするのが苦手です。
しかし、このようなブログを通して自分の考えを見つめ直す機会を設けることで、前に比べ少しだけ言語化できるようになった気がしています。
日本人のよさは残しつつ、改善するべきことは改善していけたらいいですね。
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